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卒業生による特別講義「職人への歩き方」

07/2/14 UP

大工、庭師で活躍中の卒業生お2人を招き、「職人への歩き方」というテーマで、卒業間近の本科2年生へ話をしていただきました。いずれも経験からにじみ出た具体的で含蓄のある話で、その共通キーワードは"健康"でした。

●1月11日(木)の講義は、建築職藝科1期生・新迫弘康さん(H10年3月本科卒業・H11年3月研究科修了)にお願いしました。新迫さんは、大学卒業後社会経験などを経て職藝学院で学び、今は職藝学院卒業生を中心とした「一元大工」(いちもとだいく)の代表です。これまで富山市東岩瀬の土蔵再生・まちなみ修復などの仕事を中心に活躍しておられます。
《講義の中から》−"世の中で起きている小さなことは世界につながっている"/"情報は何事も行動して自分の目と耳で確かめる"/"他業種などのいろいろな人とのコミュニケーションが大事"/"一人で生活できる人間・独立開業できる職人を育てたい"/そして大事なことは"自分の健康、家族の健康"。

●2月8日(木)の講義は、環境職藝科5期生・山本義幸さん(H14年3月本科卒業)にお願いしました。山本さんは、家族の応援を得て7年前の51才で職藝学院に学び、卒業後の庭師修業を経て3年前に独立、現在「山本造園」代表として富山県内を中心に活躍しておられます。また、ご長男も公務員から8期生として職藝学院に学び、今春庭師として独立し、今後親子で切磋琢磨されるそうです。
《講義の中から》−"怪我をしない、そのための注意を怠らない"/"知ったかぶりをしない、正直になる、約束を守る"/"プロの仕事の具体的な進め方"/"職人への道程は〈基礎→職人の卵→職人→達人〉"/そしてすべての成功の秘訣は"健康で""挨拶できる、返事ができる、片づけができる"こと。

講義中の山本義幸さん

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