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K邸倉庫増築及び芝張り実習

07/12/15 UP

 11月下旬からK邸(中新川郡)の倉庫増築及び駐車場周辺整備工事が始まりました。
 K邸の住宅部分は今から7年前に実習教材としてご提供を受け、4期生の大工コースの学生が住宅を建て、家具コースの学生が無垢(むく)の木材で内部のキッチンカウンターや洗面台を作りました。
 また昨年は庭園部分の依頼も受け、環境職藝科10期生の造園コースと園藝・ガーデニングコースの学生が主庭の庭園改修(リ・ガーデン)実習を行ないました。
 そして今年は倉庫の増築を建築職藝科大工コース2年生(11期生)が行ない、駐車場の芝張り及びレンガの布設を環境職藝科造園コース2年生(11期生)が行なうことになりました。

倉庫 下見板張り ( したみいたばり ) - 建築職藝科 大工コース
( かんな ) の調整中。 下見板張り ( したみいたばり ) 中。
右側の写真の橙色の実習服を着た学生の立つ位置が、7年前に建てられた住宅と今回増築した倉庫の境目です。7年の風雪に晒された住宅の下見板は反っており、反った外壁の曲線に合わせる為などに ( かんな ) を使用します。
* 下見板 ( したみいた ) : 建物の外壁に、横にした材が1〜2cmずつ重なるように張った板のこと。
芝張り - 環境職藝科 造園コース
 建築職藝科が建てている倉庫の横の駐車場の一部に芝を張りました。
 車が上に乗っても沈まないように、芝の下の地面にあらかじめ補強材を入れます。
黒く見えるのが補強材です。 芝が元気に育つように土壌改良材を混入します。
補強材の上に土壌改良材を混入した土を入れ芝を張り、芝の上から補強材と芝が密着するようにプレートランマーで転圧します。
大工コースと施工日が重なりお互いに場所を譲り合いながら実習を行ないました。右の写真の4〜5名の立っている学生は、造園コースの学生が芝を張り終えるのを大工コースの学生が待っていてくれているところです。芝張りに支障のない場所では大工コースの学生も同時に作業を行ないました。( 脚立 ( きゃたつ ) に上り作業をしているのは大工コースの学生です。)
レンガ布設 - 環境職藝科 造園コース
レンガを同じ高さで真っ直ぐ敷くことができる目安とする為に 水糸 ( みずいと ) を張り、水糸を基準に1つづつレンガを並べていきます。
芝張り作業が8割ほど終えた時点で、大工コースの学生に柱の加工をする場所を提供することができました。
この写真では造園コースと大工コースの学生が入り混じり、誰がどのコースの学生なのかわからないほどです。
K邸の畑に仮植えされていたサツキツツジを植えて完了です。
このサツキツツジは常緑樹のはずが葉がほとんどない状態でしたので、土の配合に気を配り植えました。
K邸の施工に携わった大工コースと造園コースの学生及び、建築職藝科大工コースの新井マイスターと環境職藝科造園コースの嶋倉マイスター揃っての集合写真です。
他に大工コースの中で社寺や ( ほこら ) などの修復を行っている学生がいます。ここに写っていない彼らの実習の様子は当ホームページの別の物件にてご覧下さい。

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