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合掌造り民家解体

5月15・16日に富山市内でレストランに使われていた合掌造り民家の解体工事が実施されました。 同民家は昭和43年、五箇山から移築され、レストランとして営業していたが、解体されることになり、 「伝統構法の基本を学ぶ最良の教材」として県などのご協力をいただき、本学院の学生実習教材として解体工事に参加させていただきました。
解体工事では本学院の島崎マイスター指揮のもと、建築職藝科大工コース2年生32名、建築職藝科研究生3名が参加し、 作業は茅葺屋根を取り去った状態から始められ、壁材の板を外したり、解体された部材の整理を行いました。
今回の工事は、学生にとっても貴重な体験で、日頃本学院で学んでいる木組みによる継手、仕口等の伝統構法を実物で確認し、学習できるよい機会となりました。
実習場所: 富山市太郎丸
構造: 木造2階建て(合掌造り)、伝統構法
面積: 延面積272.29m2(82.51坪)、建築面積170.77m2(51.75坪)
解体前の合掌造り民家
解体の様子

 
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