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富山市東岩瀬・米田家の板塀復元

富山市岩瀬、米田寿吉さん宅で、明治期の板塀を復元する工事が進められており、職藝学院の学生が組み立て作業を行った。
北前船の廻船問屋が立ち並ぶ町並みを整備しようと、富山市が街路整備事業を進めている。その先駆けとして「歴史あるすばらしい町並みに調和する塀にしたい」と、米田さんが職藝学院に工事を依頼、上野教授の指導で社寺コースの学生20人が作業を行っている。
米田家は幕末より廻船業を営む旧家で、大正二年に大隈重信公が立ち寄られた際の写真を元に、板塀を復元する。材料は一枚の長さが10メートルある杉板を使用し、頂部には鉄製の忍び返しが付く。


「10メートルの杉板」加工作業
現場での組み立て作業
 
「忍び返し」の取り付け
全体風景

 
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